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映像が進化させる交通インフラ

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2021年10月、NEXCO東日本と中日本は「高速道路上の事故や落下物などの事象を交通監視カメラ映像から自動で検知する技術」の共同研究・開発に向けて実証実験を行うことを発表。将来的には、24時間365日で人間が監視している現在の確認作業に、AI検知を活用した効率的オペレーションの追加を検討し、高速道路の全線監視を目指すとコメントしました。

高速道路には渋滞や交通事故など交通状況を把握するため、交通監視カメラが設置されています。これらのカメラは事故などの早期発見及び迅速な対応などに活用され、すでに固定式カメラによりトラブルを自動発見する技術はトンネル内に導入されています。しかし、屋外では季節や時間によって太陽の位置も異なり、逆光などの影響を受けるために検知率の向上が課題になっています。もちろん風雨にさらされ、冬夏の気温変化にも対応できる性能も求められます。

交通監視カメラには、高感度、高解像度、高倍率、ズーム機能、旋回角度、耐久性などの多くの性能や仕様において、一般の監視カメラに比べ複雑で高いスペックが必要になります。

イーグローバレッジのイメージング部門では、早期に監視カメラ技術の開発に着手。国内、海外の協力会社と連携しながら屋外であっても高い性能を発揮する監視カメラとモジュールの開発に取り組んできました。その結果、NEXCOおよび国土交通省が要求する高度な仕様に対応しています。

映像が進化させる交通インフラ

また、自動運転社会実現のために「路車協調システム」の構築が急がれています。それは、車載のカメラやセンサーと道路上の管理データのリンクにより自動運転を力強く支援するもの。日本政府が主導するIT総合戦略本部は2020年代前半に高速道路におけるレベル3相当の「条件付き運転自動化」、さらに高度な自動運転となるレベル4・5についても高速道路など一定の条件下では2030年までに実現するロードマップを示しています。

近い将来、イメージング技術は高速道路ばかりではなく一般道へ、河川を含めたインフラなどの管理へと、その活躍範囲を拡大していくはず。その時、私たちのカメラ開発、イメージングシステムはますます大きな役割を果たすはずです。

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